言葉の概念
言葉を理解するということは概念を理解するということなので、知っている言葉が多いほど知っている概念が多いということになります。
そして物事を考える際には、「概念の豊富さ」は「考えの精密さ」に繋がると思います。
知っている概念が多いほど、考えの最適化が可能だからです。
より相応しい言葉を使える、と言い換えられるとも思います。
色の例なんかが分かりやすいです。
例えば「白」と言っても色々な色があって、それが「純白」なのか「胡粉色」なのか「卯の花色」なのか「月白」なのか「乳白色」なのかは色々です。
概念としてそれらの色を理解していれば、それは「卯の花色」だよね、と最適化が可能です。
知らない場合、全部「白」になってしまいます。
「卯の花色って何色?そもそも卯の花って何?」となるかもしれません。
ここでちょっと面白いのは、「気持ち」に関わる言葉についてです。
今の気持ちを言葉で表そうとすると、当たり前ですが今の気持ちに一番近い言葉を選ぶことになります。
「イライラ」なのか「モヤモヤ」なのか「ワクワク」なのか「ウキウキ」なのか。
そして、気持ちの場合にちょっと特殊だと思うのは、どちらかというと「気持ち」の方を「言葉」に合わせて調整しているような印象を受けることです。
今の気持ちを「イライラ」というテンプレートに当てはめることで、最終的にその気持ちが「イライラ」にアジャストされる感じです。
従って、これを上手に使えば、ある程度の感情のコントロールも出来るのかもしれません。
ということで、今の気持ちは「ウキウキワクワク」です。
やるせなくなんて、決してないです。