みち
今日は肩が痛かったり腰が痛かったりそのせいで頭痛がしたりする、人として軸がぶれているような人を対象にした健康診断がありました。
私は自ら志願してこの健康診断を受けてきました。
肩から首にかけて、慢性的に痛いので。
結果は異常なしでした。
この健康診断を行なった場所というのが、私が普段通っているキャンパスではなくて、学部1, 2年生の頃に通っていたキャンパスでした。
普段通っているキャンパスからは自転車で15~20分、徒歩だと30~45分くらいの距離です。
というわけで、そのキャンパスからの帰りに、普段通っているキャンパスまで歩くことにしました。
天気も良かったですし、良い気持ちでしたし。
折角歩くからには、最短距離を通っても面白くない、どうせなら今まで気にはなっていたけど入ったことのない小道に入ってみよう、ということで、そのように行動しました。
あ、こっちの道行ってみようかな。
こっちの道も面白そうだな。
おー、こんなところがあったのか。
などと割合好き勝手に歩いていたところ、何となく道に迷ってしまいました。
道に迷ったときの対処法としては「もと来た道を戻る」と「知ってる道に出そうな方角に歩く」の二通りがあると思うのですが、それほど焦っていなかった私は後者を選びました。
方向音痴ですけど。
ここで本格的に道に迷ってどうしようもなくなって独り半泣きになるような展開もそれはそれで面白そうなんですが、今回は残念ながら無事「今まで気にはなっていたけど入ったことのない小道」の入り口の所に辿り着きました。
約30分かけて小さな町をぐるっと一回りしたようです。
思いの外、楽しい時間を過ごすことができました。
よく知っていると思い込んでいる場所であっても、ほんの一本違う道に入っただけで全くの未知の世界が広がっています。
そんな当たり前のことが愉しい午前中の一コマでした。
この愉しさの代償に「今まで気にはなっていたけど入ったことのない小道」を失ったことが、残念と言えば残念。
知らないということはそれだけで実は価値だったりもするのかもしれません。
未知。