どことなくなんとなく

研究の息抜きに綴る適当な文章

代理人

海外出張で教授も准教授も、一週間くらい研究室にいませんでした。
すると、研究室内で一応「教員」という立場の人間は私だけになってしまい、何だかとても疲れました。
特にいつもと違うこともなかったのですが、一つだけ非常に気疲れした出来事がありました。
教授の代理人として、会議に出席しないとならなかったんです。

この会議は大学全体の担当者が集まる会議でして、私の所属する研究室の教授が医学部での担当者だったんです。
従って本来ならば教授が参加すれば良いのですが、教授は海外出張のため、私が代理人として指名されてしまいました。
その会議には各学部の担当者である教授、准教授ばかりが10人くらい集まり、何故かその中に私が参加しなければならなくなった、というシチュエーションです。
正直場違い感しかありませんでした。
その会議、私以外は20代はおろか30代の人もいなかったように見えましたし。

一番困ったのは自己紹介です。
この会議は定期的に行なわれる会議の「第一回」でして、「それじゃあ、各先生方、簡単に自己紹介を…」と議長の人が言いやがるんです。
「いや、自己紹介と言われても、そもそも代理出席だし、何だかアウェイだし」
それでも自己紹介をしないわけにはいかないので、名前と、今日は代理で出席している旨を言いました。
会議自体は滞り無く進み、私も自己紹介以外は発言せずに済みました。
あの時は早く帰りたくて仕方ありませんでした。

何だか、教授、あるいは准教授の代理として会議に出席することが、稀にあるようになってきました(今回ので2回目)
この何とも言えないアウェイ感だけは、早々に何とかしたいものです。

正直、いつも通りジーンズ姿だったことも、アウェイ感を際立たせる一つの要因だったような気もします。
こういうときはやっぱりスーツなのかな、その辺の判断も難しいです。