付箋を貼ること
普通の小説などを読んでいるときに、「むむ、ここは大事だ」と付箋を貼る人は少数派だと思いますが、それが教科書や参考書、専門書の類であれば付箋を貼ったり赤線を引いたりするのはごく自然な行為だと思います。
その場所に大切なことが書いてあるよ、という印です。
あまりにも付箋を貼りすぎたり、アンダーラインを引きすぎると逆に訳が分からなくなる諸刃の剣でもあります。
ちなみに私の教科書や参考書は真っ白でとても綺麗でした。
もちろん専門書も真っ白です。
これはこれで問題だと思いました。
人生を一冊の本に例えた場合、付箋はどのような場所に貼ってあるんだろう?と考えました。
私の場合、25歳と言うことで、おそらく三分の一から五分の二くらいを読み終わったところです。
誕生したときはもちろん貼ってあると思いますし、「小学校入学」や「大学卒業」などの節目節目にも貼ってある気がします。
あとは「自分の作った落とし穴にはまった日」とか「でっかいショウリョウバッタを見つけたとき」とか「秘密基地の中でお菓子を食べた日」とか「車にひかれた日」といった思い出深いイベントのところにもペタペタと貼ってあるかなと思います。
最近では「研究室に配属になったとき」とか「初めて学会で発表したとき」にも色違いの付箋が貼ってあるかもしれません。
付箋の色による分類をしてみました。
これからもきっと付箋をペタペタと貼ることになるんだと思いますけど、あんまり沢山の出来事が起きてしまっても返って訳が分からなくなってしまうので、そこそこの頻度で印象深い出来事が起こるのが良さそうだと思いました。
とりあえず、ここ数年は私の参考書と同じ有様なので、「そろそろ面白いことが起きると良いなあ」との期待を込めて、付箋を用意しておこうと思います。
言い換えると、「棚からぼた餅が落ちてくるといいなあ」と期待して、口を開けて待ってようと思います。
こんな調子だから付箋を貼れないんだ、きっと。