どことなくなんとなく

研究の息抜きに綴る適当な文章

吹けよ風、飛べよ嵐

これから台風が接近することが確実視されている仙台市民としては、この暴風雨が楽しみで仕方ありません。

6日中に雨が降り始めるかと思っていたのですが、天気はどうにか持ちこたえて、正に「嵐の前の静けさ」と表現するのにピッタリの様子でした。

それでも、風は夜が更けると共に強くなり、空気は湿気を帯び、気圧が下がる様子が肌で感じられました。

髪の毛が湿気でうねり始めて、古傷が気圧の降下によってうずき始めて。

自分に直接の被害が及ばない限り、台風は何故だか凄くワクワクしてしまうイベントです。

窓ガラスを激しい雨と風とが叩いている様は、エキサイティングです。

なので少し不謹慎ですが、台風が近づくのを夜も寝ないで今や遅しと待ちかまえています。

多分、寝た方が色々と幸せだと思います。

台風が来ること自体は、私にとっては非常に楽しみな出来事です。

しかしこれは前述の通り「自分に直接の被害」が及んでしまった瞬間に、とてもタチの悪い天候に変容してしまいます。

そして、7日中にしなくてはならないことを考えた場合、「直接の被害」が及びそうなんです。

実は来週は横浜で学会でして、その準備に追われています(それ以外の雑務の方に時間を取られてしまって追われざるを得なくなってしまっています)

日曜には横浜へ向けて出発します。

今回の学会では、発表内容をポスターとして掲示する形式のため、そのポスターの準備をしないとなりません。

そしてそのポスターを「A0」の大きさで印刷しようとすると大型のプリンタが必要で、そのプリンタは一応平日にしか使えません(土日に使う方法もありますけど)

なので金曜日にはポスターを印刷しないとなりません。

このプリンターのある建物には、私の研究室がある建物からは屋外を通って2~3分ほどかかります。

金曜は台風です。

ポスターは確実に風雨でぐしゃぐちょになりそうです。

窓の外では少し雨が降り出したようです。

蒸し暑い空気が嵐の到来を告げています。

これから何時間後かに目覚めたとき、どんな風景を見られるのか、凄く楽しみです。

色々諦めるくらいに雨風が強ければ良いのに、と少し期待しています。

家から出るのを諦めたいんです。