運の残量
運の良し悪しって何なんだろうと思いました。
実力があっても運が無くて貧乏クジを引いてしまう人が居る反面、実力以上のものを獲得できるような運の良い人も居ます。
「運」って、一体なんなんだろうと。
話を簡単にする為にジャンケンで考えます。
お互いにランダムにグーチョキパーを出した場合、ジャンケンで勝つ確率は三分の一です。
運の良い人は、例えばこの確率を上げられるのでしょうか?
例えば二分の一になるとか。
しかし、完全にランダムであった場合、統計的に試行回数が増えるごとに三分の一へと収束していくはずです。
運の良し悪しが入り込む隙はないように思います。
恐らく、ここでポイントになるのは「試行回数が増えるごとに」です。
じゃあ、試行回数が一回しか無かったら。
その一回が、人生を賭けた勝負だったなら。
確率としては三分の一ですが、ここで勝てるか勝てないかが非常に大きなウエイトを占めているような勝負の時に、その三分の一を手繰り寄せることができることが、「運の良さ」なのではないかと思いました。
人生のトータルでは、恐らく運の良い人も運の悪い人も同じ三分の一です。
勝負所で勝てる人が運の良い人です。
どうでも良いところでは負けてもいいんです。
統計的に三分の一という上限がありますから。
今日、ジャンケンに勝ってしまいました。
どうでもいいジャンケンだったんですけど。
ひょっとして運の残量がちょっと減ったのかな?