どことなくなんとなく

研究の息抜きに綴る適当な文章

静止した闇の中で

今日は一年に一回の漏電検査の日でした。

朝から停電です。

-80℃のフリーザーや細胞を培養するインキュベーターなどに用いるための、最低限必要な電力は発電機から賄われますが、それ以外は完全にストップです。

電気がないと何も出来ないため、私は今日は午後出勤しました。

小学生が帰宅する時間に登校です。

下校中の小学生は何故あんなにも走るのだろう?と疑問に思いながらの通学でした。

そして自分はいつから走るのをやめたのだろう?とも。

予定では停電は8:30~17:00でした。

私の登校は15:30でした。

電力が復旧するまではパソコンはバッテリーで大丈夫だろうし、ネットは出来ないけど学会の準備は出来るし、丁度いいかな、という判断でした。

薄暗い中適当に作業していたのですが、気付くと17:00を越えてました。

停電が復旧する様子はありません。

18:00、19:00になっても電気が来ないままです。

もう真っ暗でした。

錯綜する情報を拾い集めると、何らかの不具合があったらしく復旧の目処が立たないとのこと。

電気が来た後に動物管理部屋や細胞のインキュベーターフリーザーなどの配線をし直さないとならないので、帰るに帰れません。

パソコンのバッテリーはそろそろ限界でした。

電気がないと何一つ機能しません。

ようやく停電から回復したのは20:00も過ぎた辺りでした。

今は電気を使いまくってます。

電気大好き。

それにしても、予定されていた停電が数時間延長しただけで、もう色々限界でした。

先日の東京の方での停電の時にも思いましたけど、全ての活動を停止させたいと画策する場合には「停電」ほど効果の高いものもありませんね。