光陰
SFの世界ならば、時間の流れは捻れていたり逆流していたり停滞していたりと様々な状態にあって、タイムスリップやら神隠しやらの物語がスタートするんですが、どうやら私に感じられる時間というのは、一方通行のものだけみたいです。
これから神隠されるかもしれないですけど、今のところは時間の流れは一方的です。
嫌でも今日は昨日よりも歳を取ってますし、明日は今日よりも歳を取ってます。
アンチエイジングも小手先です。
例えば私は27年間生きてきたので、一年は私の時間の中の約27分の1を占めます。
一日は大体9900分の1くらいです。
日に日に、年々に、この分母が大きくなってしまうので、相対的に一日、或いは一年の価値が下がってしまうような感覚に陥ることがあります。
小学生くらいの頃は一日が長かったなあ、と。
それに比べて今の一日にはどれほどの価値があるのかなあ、と。
残念ながら時間の流れというのは一方的で、節目節目でそのことを実感させられます。
個人的に今日はそのような節目の日なので、色々と考えてしまいました。
自分が積み上げてしまった時間に見合うだけのものが得られているんだろうか?と。
それは全く自信がありません。
とは言え、好き勝手にやってきた(やらせてもらった)時間の積み重ねなので、個人的には結構満足しています。
これからもそこそこ満足な時間を過ごせると良いなあ、と思う27歳最初の日。