改革か適応か
ある状況を打開しないとならない場合、取り得る手段は大きく二つあるように思います。
一つは、状況に合わせて自分を変えること。
もう一つは、自分に状況を合わせてしまうこと。
べクトルの方向が逆です。
私が今まで、どちらのアプローチを取ってきたかと言うと、明らかに状況に応じて自分を変えてきました。
どうにかこうにか適応することで、どうにかこうにか乗り越えてきたように思います。
例えば「受験」を例にとります。
いくら今の受験システムや学歴社会がおかしいと感じていたところで、それを自分で打開しようとは考えません。
受験システムに合わせて、自分を適応させました。
受験に限らず、「自分を変える」アプローチの方でどうにかするような考え方が染み付いているというか、訓練されてきたように感じます。
しかし、今は学生とは言え、研究も自分で考えて自分でやってる部分が大きいですし、プライベートだって比較的自由度が高いです。
それなのに、「自分を合わせる」アプローチしかとらないのは結構勿体ない。
そろそろ「状況の方を合わせる」アプローチの考え方をしてみるのも良いかもしれないと思います。
取り得る方策が増えることで、何か抜本的な改善がなされるかもしれないですから。
それに「自分を合わせる」というのは、それまでの「自分のイメージ」と乖離が生じてしまう可能性もあって、適応できずに脱落してしまうことが考えられます。
ニートとかは、ある意味その典型なのかもしれません(もちろんそれだけではないはずですが)
実際のところ、「状況を変える」と言ったところで大したことをするつもりは無いですけどね。
ただ、私は今まで対処法を考える時に「自分を変える」手段にしか目が行ってなかったように感じるので、「他の視点もある」ということを意識してみようかと。
まあ、最終的にうまくいきさせすればどっちでもいいんですけどね。