ほどほどの維持
心身共に活力に溢れていて、積極的にアグレッシブに、どんどんと進んでいけるように見える人も稀にいますが、私は残念ながらそうではありません。
一つのことをやるためのやる気を出すために数日必要なことなどはざらで、結局やらずに放置してしまうこともあります。
放置できるような事柄なんだからやらなくてもいい、という考えもあります。
一部同意しますが、放置しなかった場合を考えるとやはり溜息がでます。
今振り返っても「もっと色々出来たはずなんだけどなー」と思わなくもありません。
しかし私には出来なかったという現状だけがここにあります。
最近は「先に進む」という意志よりも「後ろに下がらない」という危機感の方が行動の動機になっているように感じます。
光の速度に近づけば近づくほど、そこからスピードを上げることが困難になるように、ある程度進んだところから「更に」進もうとするのは膨大なエネルギーを必要とするのかもしれません。
「維持」するだけでも一杯一杯。
私の場合はまだ光速どころか自転車並の速度のところで戸惑っているのかもしれませんが。
自動車に乗るためのライセンスを持ってないですから。
考えてみると私は昔から「ほどほどの維持」を続けてきた気がします。
小学中学高校大学大学院とずっと。
環境が変わるたびに「ほどほど」の基準線を引き直しただけで。
今はその基準線を引き直さないとならない時期に差し掛かっています。
出来うる限り放置してスルーして見て見ぬふりをしていましたが、基準線の改訂時期です。
一年以上の長期的スルーでした。
今は「引き直さないとならない」と認識はしたけど、グダグダとしている時期です。
冬の日の朝の布団の中のもう後2分の心境に近いです。
残り2分。
明日も適当にがんばるぞ、と。