どことなくなんとなく

研究の息抜きに綴る適当な文章

オーダーメイド

日曜の午前中、礼服を作ってきました。

いくら学生とはいえ26歳にもなって礼服の一つも持ってないのはどうかなー、と思ったのと、近々着る機会がありそうなのと、オーダーメイドの表示価格から更に30%引きだったのと。

私はスーツの類を買うときは、いつもオーダーなんです。

既製品にはちょうど良いサイズがないんです。

身長の割に身体が細すぎるらしく、ウエストに合わせると手足の長さが足りず、手足の長さに合わせるとぶかぶかでとても着られたものではなくなりつつ。

スーツに限らず、普通の洋服を買うときにもいつもこの問題には悩まされています。

選択肢がほとんど残されていなくて。

3年ほど前にスーツを作るときに身体の寸法は測っていたので、そのままでもいいかなとも思ったんですが、念のためサイズを測り直しました。

この「サイズを測り直す」というのはちょっとしたチャレンジです。

例えば「お腹が出てきた」とか「足が短くなった」とか、そのような現実に直面することが往々にしてあり得るからです。

ちょっとドキドキしながら採寸してもらいました。

結果は、「足の長さ」が1センチ伸びたこと以外はほぼ同じサイズでした。

「足の長さ」が1センチ伸びた以外は。

この変化は重要です。

ウエストも胸囲も腕の長さも変わってなかったので、ちゃんと体型を維持していることが証明されました。

身体を鍛えていないことも証明されました。

身長が175センチで、ウエストが服を着て69センチですから、オーダーにせざるを得ない理由も分かろうと言うものです。

試しに「既製品では無理ですか?」と聞いてみたら「絶対に無理」と店員さんに全力で否定されてしまいました。

そんなに思いっきり否定されると、逆に気持ちいいですね。

これで一応年相応、ちゃんと礼服を持っている身分になりました。

いつ結婚式に呼ばれても大丈夫です。

一応呼ばれる当てはあるので。

呼ぶ当てはさっぱりないのが、逆に気持ちいいですね。