どことなくなんとなく

研究の息抜きに綴る適当な文章

サイン

書類に自分の名前を書いているときにふと思ったのですが、世の中には「名前」を書くことでその価値をぐんと上げることのできる人達がいます。

有名人とか著名人という言葉は、まさにその事実を如実に表しているとも言えます。

自分の好きな本に、作者さんのサインが入っていたら、それは凄く嬉しいですよね。

その「サイン」に関連して、少し悔しい思い出があります。

もう8~9年ちかくは前の話ですが、BOOK OFFの100円コーナーに、瀬名秀明さんの「パラサイトイブ」という本が置いてあったんです。

この本は非常に面白いのでオススメです。

当時すでに私はこの本を持っていたので、普段なら100円コーナーのこの本は手に取らないはずのものなんですが、そのときは何故か手にとってパラパラとページをめくったんです。

すると最初のページのところに「瀬名秀明」の文字が。

当時瀬名秀明さんは仙台に住んでいましたし、いくらBOOK OFFとは言え、瀬名さんのサイン入りの本が仙台にあることに関しては何の不思議もない状況でした。

でも私は「BOOK OFF」で「100円」という状況を怪しんでしまい、結局その本は買いませんでした。

未だにそのサインが本物かどうかは分かりませんけど、100円なんだから買っておけよ、と自分に言いたい気持ちで一杯です。

そんなわけですので、私は「著名人のサイン」は一つしか持ってません。

これも直接サインをして頂いたわけではないのですが、出所は確かなので間違いなく本物です。

自慢したいので、写真を掲載することにします。

Saru-1

藤子不二雄A先生のサインです。

ちょっと前に「藤子不二雄Aランド」というものが刊行されていて、全巻予約した人の中から抽選で100人にこの「サイン入り複製原画」がプレゼントされたんです。

当たったときは、凄く嬉しくて嬉しくて一生分の運を使い果たしたのではないかと思いました。

でも幸いこの複製原画が当選した後も運は残っていてくれたみたいで、今のところは大丈夫です。

自慢終わり。

そんなこんなを考えながら、何の付加価値も生み出さない私の名前を書類に沢山書きました。

沢山名前を書いたので、これは将来グンと高値を付ける可能性もありますよ。

「可能性」だけを論じるならいつでもそれは0では無いんです。