どことなくなんとなく

研究の息抜きに綴る適当な文章

エスペラント語

1880年代にルドヴィゴ・ザメンホフによって考案された人工言語のことです。

ヨーロッパの言語を元にして作られてはいますが、どの国の言語でもないため、言語による民族感情に左右されないといった利点があります。

ザメンホフは、世界中で使われている母国語の代わりに使うというよりは、むしろ第2言語としての国際補助語を目指してこの言語を作りました。

ちなみに「エスペラント」は「希望する者」という意味です。

しかし、残念ながらこの言葉は普及していません。

現在、国際的に使われている言葉は英語であると言って間違いないと思います。

これは、日本人である私にとって非常に不利です。

当然のことですけど、アメリカ人は特に勉強しなくても英語を使えますが、日本人は勉強をしてどうにかこうにか、といった感じです。

英語に習熟できてしまえばいいのですが、それまでは読み書きするのにも多量の労力と多大な時間を要します。

もし、国際語としてエスペラント語が普及していれば、アメリカ人にも言葉を勉強する苦労を味わわせることができたのに。

こんな言いがかりをつけたくなる気分のこともあります。

何で来週の学会、全部英語で書かなきゃならないのですか…。

だってほぼ日本人しか来ないんですよ?

それなのに英語だなんて、中学一年の英語の教科書じゃないんですから。

「Hi. Ken.」

「Hi. Yumi.」

「My name is Mike Davis.」

「What time is it now ?」

もう、頭の中は怪しげな登場人物によって繰り広げられる楽しくも不自然でトンマな世界です。

書かなきゃならないんで書きますが、何かが違う気がします。

「英語で」というのは「国際的に」という観点を、形から入った結果だと思うんだよなあ。