マンボウ
今日は所用があって、バスに乗りました。
何気なくキョロキョロしていると、警察の標語が目に飛び込んできました。
「万引き防止キャラクター、マンボウ」
ご丁寧に「マン引きボウ止」と説明までされていました。
「マンボウ」の目的は「万引き防止」なのですから、マンボウというキャラクターを用いて、「万引き防止」をアピールしないと無意味です。
しかし、そこに描かれているマンボウはプカプカと泳いでいるだけ。
これでは、「万引き防止だからマンボウでいいんじゃね?」までで終了した企画会議の様子が目に浮かんできてしまいます。
その後が大切なのに。
それでちょっと考えてみました。
防犯キャラクターたるもの、やはり万引き防止に役立たなければなりません。
それならば、マンボウがお店の中で目を光らせるのが良いでしょう。
その際には「マン引きボウ止」のロゴを忘れるわけにはいきません。
しかし、悲しいことに、マンボウには迫力がありません。
これでは抑止効果は皆無です。
やはり、絵や人形では著しく迫力に欠けます。
それならば、本物を連れてきましょう。
ぴちぴちぴち、ぱくぱくぱく、ぱたぱたぱた
マンボウを陸上に放置するのは、マンボウ自身の命が危ないです。
でも、お店の中でマンボウがぴちぴちしてたら、万引きは減りそうな気がします。
その様子は正に命をかけて犯罪と戦うヒーロー。
これで万引き防止キャラクターの面目躍如です。
売り上げのことを考えてはいけません。
おかげさまでバスの中で退屈せずにすみました。
でも、時間の使い方的に有意義だったかは謎。