影
私の虚像がガラスに映っています。
虚像ってのはどこにでもあって、鏡を見ればそこには私に良く似た映像がありますし、道を歩けば足下には私の輪郭を象ったカタチがあります。
考えようによってはこのブログも、私の考えを写し取った私の虚像の一つです。
私を知っている人の中にいる、記憶となった私も虚像の一つだと思います。
どの虚像も本物の私足り得ませんが、本物の私の一部を切り取った影であることは間違いありません。
散らばった私の虚像を全て内包するのが本物の私です。
そうすると今ここに居る実在の私は、本物の私の一部なわけで、実在の私も結局本物の私の影の一つに過ぎないのかもしれません。
全ての虚像の集合体である「本物の私」ってのは理想型であり存在し得ない存在であるため、虚像の中の一つである、この実在している私が適当に頑張ればいいや、と思いました。
まあ、そんなことはホントはどうでも良くて今日食べたみそおにぎりが美味しかったことの方が重要だよね。実際問題。