国歌斉唱と校歌斉唱
頭の中でワールドカップを夢想していて気がついたことがあります。
国家間の対戦の場合、試合前に両国の国歌を斉唱するのが一般的だと思います。
6月12日の場合は、日本の国歌とオーストラリアの国歌が歌われるはずです。
これはサッカーに限らず、先日行なわれていた野球のワールドベースボールクラシックでもそうであったので、ナショナルチーム同士が対戦する時の言わば決まりみたいなものなのかな、と思いました。
ワールドカップが終わってちょっと経つと、甲子園で高校野球が開催されます。
これはこれで非常にエキサイティングなイベントで大好きなんですが、上記の場合とはちょっと違いますよね?
規模とかレベルとかの話ではなく、しきたりが違うんです。
彼らの校歌は、試合終了後に、勝利チームのものが歌われるだけです。
日本代表の選手であっても、甲子園に出場する球児であっても、彼らは自分の所属する地域の代表であることには変わりがありません。
対戦の前に、自分の地域の歌を歌い合うことで、自分が代表である気持ちを新たにし、そして対戦相手への敬意を表することはとても理に適っていると考えます。
同様に、試合終了後に「凱歌」として歌を歌う気持ちも理解できます。
どちらがより優れているとか、良いとかの問題ではないと思います。
私個人の好みの問題で言えば、試合の前に両者の歌を歌うことが好きかな、と思いますが、これは感じ方の問題です。
何はともあれ、お互いに相手への礼儀を失わず、全力を発揮できるような、見ていて気持ちのいい試合を期待しています。
明後日からは睡眠時間が減少すると思いますが、「寝なくて良かった!」と思えるような、そんな試合を。