どことなくなんとなく

研究の息抜きに綴る適当な文章

習い事

私は習い事をしたことがありません。

習字とかそろばんとか水泳とか公文とか塾とかピアノとかヴァイオリンとかバレエとか。

一切やったことがありません。

友達や知り合いには、何らかの習い事をやったことがある人が多いので、そういう話になると私は何にも言えません。

「何習ってた?」

「いや、習い事ってしたことなくて…」

話が膨らみません。

例えば同じ習い事をしていれば、ある程度「思い出」に共通項があると思うんです。

習字に行ってたなら赤い墨で原型が無くなるまで直されてたとか、塾に行ってたなら塾をサボってゲーセンに行ってたとか。

私の場合は純粋にゲーセンに行っただけなので、背徳感が無いんです。

「塾をサボってやったスト2、やけに燃えるよなー」という思い出話を聞いても、「あースト2面白かったね」と、「ゲーム」という要素にしか反応できません。

これはちょっと寂しい気がします。

当時は習い事なんてしたくなかったので、そのこと自体は全く後悔していないんですが。

こうして一切の習い事をしてこなかった結果、「昔取った杵柄」が何もない人間が出来上がりました。

字は下手ですし、暗算できませんし、楽器も演奏できません。

これから、何か一つは上手になりたいかもな、と思う今日この頃。