小学校入試
慶応義塾大学付属小学校の入試問題には、こんなのが出題されているらしいです。
問題と解答はリンク先を参照してみてください。
この問題が出来るのは、少なくても中学生レベルの知識が必要です。
幼稚園の段階で英語と漢字を知らないとなりません。
あくまでも「知識」「能力」でこの問題を解こうと思えば、ですけど。
実際のところは「訓練」された子供しか合格できないんだと思います。
こういう問題ばかりを訓練されて、それに疑問を持たない子供です。
「遊び」の一環として楽しんでればいいんですが。
「小学校入試」というのは本人の意志で受けるというよりも、親の意志である側面が強いように思います。
確かに子供のその後の人生は変わるかもしれませんけど、人生のうちで一番なんの気兼ねもなく遊べる時期に、このような問題を解く訓練を強いる気には、私はなりません。
子供が自分で意志決定を出来るようになってからでも、選択時期としては遅くないと思いますし。
少なくても私の場合、親は私のことに関する選択権を私自身に委ねてくれたので、そのことは親に凄く感謝しています。
ところで、この出題について2つほど納得がいかないのでツッコんでおきます。
問5.カエルの子供はオタマジャクシです。よって該当無し。
問6.答えは「バスの運転手が見えないから進行方向はA」だそうです。
これはおかしいです。
Aに進んでいるならバスの乗降口が見えるはずですが、それがないので進行方向はBです。
運転手さんは小柄なんです。
もしくは、両方の辻褄を合わせるために「停車している」です。
よって答えは「どちらでもない」だと思います。
「AかBかどちら」という質問なので、空欄でしか回答できなさそうです。
少なくても私は、こんな問題を解くのが得意な子供には育てたくないなあ、と思いました。
カエルの問題でなんの疑問もなく選択できる子供は、実際のオタマジャクシを見たことがなかった、オタマジャクシがカエルの子供だと親から教わる機会がなかったということですよね。
そんなのは絶対に嫌です。