どことなくなんとなく

研究の息抜きに綴る適当な文章

先入観

物事を判断する時には「先入観を持たずに」判断することが大切であると、よく言われています。

確かにその通りなのですが、これは実は凄く難しいです。

意識に初めて登った時に、そのまま判断する意外には、多分無理です。

私だけかもしれませんが、誰かのある物事に対しての批評、感想を知ってしまったとき、その影響を完全に排除して判断することがとても難しいです。

その批評・感想を、一つの座標として設定してしまう感じで。

例えるなら、まっさらな雪の上に、誰かが足跡を一つ付けてしまった場合、その足跡を意識せずにはいられない感じです。

その足跡を基準にすることも、その足跡を無視しようと努めることも、どちらも結局は「先入観」の材料になり得ます。

それでも判断することは必要なので、「先入観を無くす」よう努めるよりは、「先入観を考慮に入れる」よう努めた方が良いのかもしれないな、と最近考えています。

「この物事を判断するときに、先入観として影響を与え得るのは、どんなことだろう」と、「先入観」自体をなるべく「先入観なしに」判断できればなあ、と。

話が矛盾している上にメタ的になってしまってますが。

雪と言えば、明日の天気予報は雪です。

ちょっとでも積もると楽しいなあ、と考えています。

積もったら積もったで、見える雪景色はきっと誰かの足跡だらけなんでしょうけど。

私がいつも見ている景色と、きっとおんなじです。