どことなくなんとなく

研究の息抜きに綴る適当な文章

提出完了

プリンタの調子が悪かったんです。
でも、今日中に博士論文を3部印刷して、審査をして下さる先生方のところへ持っていきたかったんです。
審査日の一週間前に持っていけば、文句言われる筋合いはないはずですし。
ちなみに本審査は2月5日。
またしてもプレゼンと質疑応答を合わせて1時間半の長丁場です。

今日もプリンタの調子は相変わらずで、カラーはズレまくり。
同じページを4枚も印刷すれば1枚くらいちゃんと印刷されるだろう、と試みて全部失敗だった時の衝撃と言ったら。
そうやって印刷もままならないまま、時間だけがどんどん経ってしまいます。

プリンタの業者の方に来て頂いて、「今直せ、さあ直せ、すぐ直せ」のオーラを全開にしながら話を聞いてみると、業者の人曰く「部品保管期限の7年を過ぎてしまっている製品なので、部品が手に入りません。直せません。」とのこと。
そうか、製造終了から7年じゃあ仕方ないな、印刷どうしよう。

ここで、うちの研究室にはもう一台、カラーレーザープリンタがあったんです。
しかしいつの頃からか、研究室の人のどのパソコンからも繋がらなくなり、印刷ができなくなっていました。
ネットワークプリンタなのに、ネットワークから見えないんです。
でも、機械そのものが壊れているわけではないから、繋がりさえすれば印刷は出来るはず、という話になったので、みんなで色々と試しました。
最終的には、プリンタのIPアドレスの直打ちで、印刷までこぎ着けました。
このプリンタ、性能が凄いんです。
150ページ超を印刷するのに5分もかからない。
起死回生。
命拾い。

そんなこんなで博士論文を3部印刷し、三人の先生方に提出してきました。
この出来事は「博士論文プリンタ事件」として、忘れるまで忘れません。