『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』を見てきた(ネタバレ注意)
昨日、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』を見てきました。
最終だったにも関わらず、映画館は補助椅子を含めて満席。
人の量にビックリしてしまいました。
まだネタバレは無い感想ですけど、すごく面白かったです。
濃密すぎる2時間。
見終わったあと、ぐったりと疲れてしまうほどに。
見終わった直後は「すげえ」「おもしろい」「すげえ」「すげえ」くらいの感想しかありませんでしたが、じわじわと考えると、色々ともやもやとしたものが残りました。
多分、私の中の「旧エヴァ」にすっかりとやられてしまっていた部分が、自己主張して拒否反応しているのかなー、と。
幸い、私の場合は症状が軽いですけど。
さて、以下少しだけネタバレありです。
映画を未見の人は注意して下さい。
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注意用スペース
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今回の「破」は色々と濃密で、「旧エヴァ」の「破」壊を含めて、色々なものが破壊されています。
気になるところ、言及したいところは本当に沢山あるのですが、個人的に「破」のテーマの一つだと思ったことについて、少しだけ感想を書きたいと思います。
それは「食事」。
「破」では食事のシーンが重要な役割を果たしていました。
シンジの「お弁当」「みそ汁」に始まり、「レイとゲンドウの食事」レイの「お食事会」へと発展していく過程で、各キャラクターの関係、コミュニケーションも同様に発展していきます。
「お食事会」の日に入った参号機の起動実験では、(おそらく)本当のテストパイロットであるレイを慮ってアスカがテストパイロットに志願し、それに対して「ありがとう」と答えるレイ。
ここで「食事」によって紡がれてきた関係性は劇中で最高次のレベルになります。
その後、参号機に対する初号機の「補食」、零号機、綾波に対する第拾使徒ゼルエルの「補食」という二つの「食事」によって、築かれてきた関係性が完膚なきまでに「破」壊されました。
本当に、「エヴァらしく」エグくて悪趣味でした。
とりあえず、もう一回見ようかなー、と思ってます。
もっと空いた頃、こっそりと。