寒月
光と闇、昼と夜、太陽と月。
太陽の光は熱い赤、月の光は冷たい青。
冷ややかで凜とした、しかしどこか優しげな輝き。
冬の月。
この季節の月はとても綺麗だと思います。
午前0時過ぎ、空を見上げたら天頂付近に月が輝いていました。
傍らには赤く火星も瞬いていました。
夜中に道端で、空を見上げながら口を開けている不審者がいれば、それは私です。
こんなにも綺麗なものが見られたんですから、口もポカンと開いちゃいます。
帰宅が夜中になった甲斐がありました。
でも明日は早く帰りたいです。
日一日と寒さが厳しさを増していっています。
しかし、冬の夜に独特の空気がピンッッ…と張りつめた感じはとても心地が良いです。
心が清浄感に満たされていく気分になるから。
それを具象化してくれているのが、寒月なのではないかと思ってみました。