びっくり
「インド人もびっくり」という言い回しがあります。
この言い回しのため、インド人は文章中において、世界で一番びっくりしている人たちです。
しかし、このような言い回しが生まれる背景には「インド人はびっくりしない」という前提が必要です。
では、なぜインド人はびっくりしないと思われているのでしょうか。
その理由の一つにはヨガがあると思います。
ヨガとは、インド発祥の修行法であり、様々な座法、呼吸法などを用いて精神統一するものです。
従って、精神統一されている→びっくりしない、という図式が出来上がっていると推察できます。
また、インド人は特に数学界において、数々の発見を成し遂げています。
例えば、0という概念や、アラビア数字、十進法はインドで発明されました。
また、5世紀に地球が太陽の周りを一周する時間、365.25875684日をはじめて導きだしたのはBhaskaracharyaというインド人だったそうです。
円周率およびピタゴラスの定理もBudhayanaによって6世紀には導き出され、11世紀にはSridharacharyaによって二次方程式が発明されていました。
また、数学以外では、最初の医学は紀元前5世紀のアーユルヴェーダですし、紀元前7世紀には世界初の大学も設立されていたようです。
このように、インド人の凄さは例を挙げれば枚挙にいとまがありません。
インド人はこのような数々の大発見を成し遂げているため、驚く側ではなく、むしろ驚かせる側だと見なされていたのかもしれません。
この記事を書くにあたり、ちょっとWikipediaで「インド人」と検索するだけでここまでの情報が集まってしまうのですから、すごく便利です。
あまりの情報の充実ぶりにびっくりです。
でもインド人をびっくりさせるにはもう少しインパクトが必要ですね。
だってインド人ですし。