どことなくなんとなく

研究の息抜きに綴る適当な文章

銀河鉄道999

全18巻を読了しました。

単行本を揃えたりしながら読んだので、結局全部読むまでに3~4年かかってしまいました。

最後は古本屋さんで全巻セットで1800円だったので、持っている巻があるのは承知で買って読みました。

以下、簡単ですが感想です。

この話は、機械化人に母親を殺された少年星野哲郎が、機械の体をもらうためにメーテルと一緒にアンドロメダへと向かう話です。

銀河鉄道はその途中で様々な星にと停車し、そこで哲郎たちは様々な出会いを経験します。

松本零士さんの作品全体に言えることだとは思うのですが、このストーリーテリングが非常に巧みです。

紡ぎだされる悲劇、喜劇(悲劇が多い)が圧倒的な説得力を持っており、本を閉じた後に色々考えてしまいました。

また、登場するキャラクターは様々でしたが、「人間(の性質)」を構成する要素を取り出してデフォルメを施すと、登場するキャラクターのようになるのではないかと感じました。

また度々出てくる「機械化人」が非常に人間らしい(負の意味で)のがとても怖いです。

とても面白かったです。

未読の方へはおすすめです。

とりあえずココ銀河鉄道999が読めるので、読んでみるといいと思います。

ココのは私もまだ読んでいないので、期待しながら読もうと思ってます。