どことなくなんとなく

研究の息抜きに綴る適当な文章

シャッターチャンス

普通にそれなりに生きていれば、写真を撮りたいような瞬間に遭遇することもあります。

以前までの私ならそんな時は指をくわえてみてるだけでした。

でも今は違います。

何故ならデジカメを買ったからです。

買ったのは随分前だけど、気にしないで。

ここ数日でそんなシャッターチャンスに3回ほど遭遇しました。

一回は強風に煽られてサラサラの雪がブワッッッッと舞い上がった瞬間。

一回は抜けるような青空の中、トンビがお腹の模様がはっきり見えるくらいに低空を悠然と飛んでいた瞬間。

一回は昼と夜の狭間に空と地面の境界が気味が悪いくらいに赤紫色に染まっていた瞬間。

でもこれらの写真は撮ってません。

指をくわえて見るだけでした。

理由は簡単で、デジカメが手元に無かったからです。

このようなシャッターチャンスを逃さないためには、常にデジカメを持ち歩く必要があります。

ポケットにでも入れておいて、サッと取り出してパシャッと撮る。

どんなシャッターチャンスもこれで逃しません。

でも欠点が一つ。

仮に街中などで職質された時に、言い逃れるのが非常に困難だと言うことです。

いや、私は本当に全く全然怪しくないので職質はされないはずなんですが。

もし、万が一です。

「綺麗な瞬間を逃さないためです」と説明したところで「はいはい、綺麗なお姉さん多いからね」と、きっと取り合ってもらえません。

そう考えるとデジカメを携帯するのが躊躇われるのです。