どことなくなんとなく

研究の息抜きに綴る適当な文章

ばいばい

ここ数日、色々な人との別れが続いています。

何年もの間、頻繁に顔を会わせていた人達との別れというものは、やはり少し寂しいです。

彼らと次に会うのは数ヶ月後かもしれませんし、数年後かもしれませんし、数十年後、もう会わないことだってあり得ます。

そう考えるとやはりとても寂しいです。

私にとって、彼らとの出会いは益するところが多かったと思っています。

じゃあ、彼らにとって私との出会いはどうだったんだろう?と考えると、その点は自信がありません。

有意義とは言わないまでも、「影響なし」くらいの影響力であれば非常に有り難いです。

多分そのくらいがちょうど良い感じだと思うので。

人と人との縁はとても不思議です。

個人的には「出会ったこと」そのものは偶然で、たまたま同じ時間と空間に居ることになっただけ、だと思っています。

でも、共に過ごした時間や共有した感情にはしっかりした意味があるはずです。

「別れ」というのはこの「意味」を思い出として昇華することなので、色々強く意識してしまいます。

その繰り返しが縁の形の一つだとしたら、やっぱり不思議な気持ちです。

来年は私が出て行く立場なので、今年よりも沢山の「別れ」が待っているんだと思います。

そのことも、現段階での感覚としては不思議です。

あんまり実感がないというか。

ひょっとしたら来年も出て行かないんじゃないかと思えるくらいに。

本当に「出て行かない」ことがあり得ることは、リアルな実感として非常に怖いです。