目的が手段で手段が目的
他学部の施設を使用するに当たって、提出しないとならない書類がありました。
適当にフンフンと書類の項目を埋めていったのですが、何カ所か不明な点がありました。
5年も前の健康診断を受けた日付なんて、覚えているわけがありません。
5年も前の該当講義を受けた日付なんて、覚えているわけがありません。
ということで、問い合わせました。
「調べて分かったら連絡しますね」という受付の人の言葉を頂いたので、連絡が来るのを待っていました。
電話がかかってきたとき、私は不在だったんですけど、後輩が伝言を受けてくれていました。
電話の内容は「メールを送ったのでそれを見てください」だったそうです。
この電話の内容って、凄く不思議です。
メールを送ったのなら電話をする必要は無いですし、電話で伝える気ならメールをする必要はありません。
凄く丁寧な方だったのかもしれませんけど、やっぱりとても不思議でした。
これで、こんな小話を思い出しました。
隣の部屋から電話がかかってきて「メールを見てくれ」と言われました。
電話を切ってメールを見たら「電話をくれ」という内容だった、と。
手段が目的になっちゃったんですね。
この小話ほど分かりやすい例は中々無いとは思うんですが、「手段」だと思っていたことがいつの間にか「目的」としてすり替わってしまっていることは、往々にしてある気がします。
意識して考えてみれば、きっと私の生活の中にもたくさんあります。
「研究」の目的は決して「論文」とか「学位」じゃないよなああああああああ、あーあーあーあーあーあ聞こえない