英語漬け
最近は、私が書く文章の中で英語の比率が増えてきました。
論文を書いているのが主な要因ですが、今日はそれとはちょっと違って、英語のメールを書きました。
共同研究をしているところにドイツの研究室があるのですが、そこの博士課程の学生(私と同じ学年の女性)に実験について聞かれたので、どうにかこうにか返事を書いたんです。
私は上手くいっている実験が、彼女はちょっとトラブっているらしくて。
昔、ブログに書いたのと同じ人です。
実験について聞かれた部分については割とすぐ返事を書けました。
実験のやり方やサンプルの調整法など、そのような文章はある程度「定型」が決まっているので、書くのもそんなに難しくないんです。
洒落た言い回しとかは全く出来ませんでしたけど、必要なことを伝えることに関しては、意外とスラスラと書けました。
でも、このメールを完成させるのには圧倒的な時間を費やしてしまいました。
「世間話」の部分を書くのが凄く大変だったからです。
メールに仕事のことだけを書いても味気ないと思ったのか、彼女からのメールの最後にこんなことが書いてありました。
「ところで、仙台は良い天気かしら?こっちは凄く暖かくて、太陽がいっぱいよ。温度も26℃まで上がってしまったわ(割と直訳)」
他愛もない世間話です。
こちらとしても、返事をしないわけにはいきません。
なので、私は以下のように返そうと思ったんです。
「仙台はちょっと寒いかな。気温は8℃しかないよ。でも今はちょうど桜が満開で綺麗だよ。写真を添付するから是非見てくれよ。この桜は研究室のすぐそばにはえてるんだ。」
たったこれだけ、たったこれだけの文章を作るのに、面白いくらいの時間をかけてしまいました。
しかも頑張って書いた文章を直訳すると、多分こんな感じ。
「仙台は8℃だから寒い。でも桜は満開。綺麗。写真を見てみて。この木は研究室の前に生えてる。」
情緒も何もあったものではありません。
ブログに文章を書くときは、日本語で好きなように書けるので幸せです。
英語でこのくらいスラスラ書けるようになれば、きっともっとずっと幸せになるんだろうな、と心の底から思いました。